GIS(地理情報)をもっと身近に!

ITmediaニュース:ヤフー、航空写真地図に参入 Ajaxでスクロール.

10年くらい前、地理学を大学で専攻していた頃、地図情報をコンピュータに入力・管理して活用する(地理学的にはGISと呼んでいますが)は最先端の世界だった。高いワークステーションと膨大な時間とを費やしてソフトを開発して……というところから作業を始めなければならない世界だった(だから縁のない世界だと思っていたのだ)。

そんなGISがフツーの人にとってもカーナビあたりを突破口にして日常の風景になりはじめてかなり経つ。電話番号を入力すると(見えないところで住所情報というか緯度情報とリンクして)地図上で表示される、とか、業種を入力すると地図上に近い順に表示されるとかいうのはもう当たり前だ。

Google ローカルとか今回のYahoo!地図情報 - スクロール地図が相次いで発表されて、特にGoogle ローカルは携帯上でも活用できるようになっている。すぐにリンクは張れなかったけど、地図上に書き込みをするタイプの掲示板も登場している。そういうものを見るたびに、地理オタクとなった今の僕はワクワクしてきた。

次の段階は、地図情報の共有、というか、相互に検索できる仕組みづくり、だと思う。

Google ローカルは、ページに住所か電話番号があれば、タウンページの情報をヒントに位置表示をしている、みたいだ。(たとえばキーワードを「タヌキ 生息地」、場所を「東京都」で検索すると、タヌキの生息地のデータは出ないけど、文書の中に「タヌキ」と「生息地」と「東京都」が含まれている文書の中の東京都に関わる住所・電話番号が表示される)。

でも、もう一声。ブログやネットへの書き込みの際に緯度と経度(かGPSケータイの情報)をhttpやXMLなどを書き込むことで、ネット上にアップさえされていれば、だれが書いたものでもGoogle ローカルやYahoo! 地図情報でGISの情報が共有できる、そんな仕組みができたらすごいと思う。バリアフリーマップとか、動植物の分布図とか、防災情報とかおいしいお店の情報が、だれにも簡単に作れ、情報を共有でき、簡単に検索できるようになるのだ。

ちょっとワクワクする。

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あまりに貧しい学校図書館観

新中学校の建設・維持管理、古川市がPFI方式で 東京の業者に優先交渉権 /宮城(毎日新聞・宮城)

宮城県古川市で、市民開放型の学校図書館運営を含む業務にPFI方式を導入の運びで第1優先交渉権者が決定。学校自体は06年開校の予定、とか。

古川市のホームページには、このPFIについて、詳細に情報公開されています。この中の、実施方針の図書館運営についての項を引用します。

◯ 図書館運営に係る業務

  • 登録,貸出・返却受付業務
  • レファレンス業務
  • 図書等の選定・収集業務
  • 図書等の整理・管理業務
  • インターネットサービス
  • 消耗品等の管理
  • コンピュータシステムの保守・管理
  • フロア管理
  • 図書館のプロモーション業務
  • 開館時間は,午前9 時から午後6 時とする。
  • 休館日は,①国民の祝祭日,②年末年始(12 月28 日〜1 月4日)
  • 別の文書にはこんな文面もあります。

    これまで教職員が行ってきた教育活動に付随する周辺業務を民間事業者に一部実施させることによって,教職員が教育の本質的業務に専念できるサポート体制を確立し,生徒への教育サービス向上に資することが期待される。

    地域開放を前提にしているので、ここにリストアップされている業務は公共図書館としてのイメージでしかありませんね。業務、とされているところからして、この図書館に「人」は入る前提なのでしょうが、読み聞かせや授業支援など、学校図書館に本来求められるべき「人」の姿が全くイメージされていません。貧しい図書館イメージを改善したいと考えている空気は伝わるのですが……。
    PFI手法による(仮称)古川南中学校設計,建設,維持管理及び運営事業(古川市)

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    学校へのケータイ持ち込み、各県の対応は?

    ケータイ持ち込み、高校の7割容認…26道府県調査(読売新聞)

    この記事は読売新聞本紙でも大きく取り上げられていました。
    生徒が学校にケータイを持つことによるデメリットを挙げていくのは簡単。

  • 学習に不要は確か
  • 授業への集中を阻害する要因ともなっている
  • 出会い系サイトなど
  • 学校の枠を超えた問題行為の誘発

    でも、学校へのケータイ持ち込みを禁止したからといって、後の二つ、特に出会い系サイトなどへの利用が減るとは思えないんだよなぁ。

    必要なのは危険な状況があることを知ること、危険から身を守るすべを教えること。家庭で教えきれるかと問われたら、現実は厳しい。むやみに禁止するよりは、むしろ必修になった情報の授業のなかに組み込んで行く必要の方が遙かに大きいと思うのだけど。


    cf.携帯電話・PHS及びアルバイトに関する調査結果について(神奈川県教委)
    携帯電話に関する調査結果(岩手県教委)
    携帯電話の普及と十代の性非行、その対策(東京都消費者センター『私は消費者』)
    子供の携帯電話、どう思う/下 「危険」「持たせるのも教育のうち」…揺れる親心(毎日新聞)
    高校生向け携帯電話の小冊子(毎日新聞・茨城)
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    「文春」、プライバシーが優先?資料提供が優先?

    「週刊文春」図書館の対応分かれる(読売新聞)

    都立の図書館は閲覧中止、埼玉県立熊谷・横浜市立の各館は通常通り閲覧とのこと。

    そもそもプライバシーの侵害ということで出版差し止めをしているわりには、かえって広告やネットを通してみんなが内容を知ってるっていう現状。むしろ、ニュースで大きく取り上げられるのは目に見えていたはずだと思うと、今回の騒動そのものが田中議員の売名行為なのではないかと勘ぐってしまうのですが。なんだかバカバカしくて。そんなところが引き金になって、裁判所の出版禁止命令があっさり下ってしまう世の中になるのは、正直ごめん被りたいです。

    cf. 日本図書館協会 図書館の自由委員会

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    鳥インフルエンザが話題とはいえ……

    学校から鳥が消える!鳥インフルエンザ過剰反応?(読売新聞)

    各地の幼稚園や小学校で、鳥インフルエンザ騒動以来、子どもたちから鳥を遠ざける動きがあるとか。

    保護者の不安もわからないではないけど、たいていの場合はきちんと区切られたケージのなかで飼われているわけだし、なんでも無菌室状態にすればいい、というものではないと思うのですが……。

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    インターネットが変える中国

    ネットの普及は情報統制社会の中国を変えうるのか?

    インターネットが変える中国社会(AP通信・HOT WIRED)

    地方都市でも3割近くの人がネット接続の環境を持っている、とか。人民日報・新華社など、政府系の統制されたメディアばかりを見てきた人たちにとって、ネットからの情報はどう映るんでしょうか? 

    こういう意味では、北朝鮮こそ、ネットが必要な国、という気もしますが。

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    図書館二都物語

    スケールメリットの福岡と身近な北九州の図書館、選ぶなら、どっち?

    [二都くらべ]福岡VS北九州 両市の図書館運営事情 (毎日新聞)

    福岡の図書館は大型館と区ごとに1館の集中型。関東だと横浜がこのスタイルですね。対する北九州の図書館の、小さな館の集合体。身近な図書館、という意味では、こちらの方がいいですね。

    意外だったのは、記事の最後に載せられていた統計。回転率・登録率とも福岡のほうが高い……。身近な図書館の役割は大きいけど、「この本読みたい!」と探している人にとっては規模が大きいほうが便利、ということでしょうか。両市の図書館を実際に見てみたくなりました。

    福岡市総合図書館
    北九州市の図書館

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    図書館の民間開放、自治体も要望

    前に、国の「地域再生本部」が図書館を含む、行政の窓口業務の

    民間委託の検討を開始している件を載せましたが、自治体からもそれらの規制改革を望む声、との報道が。

    図書館などの民間委託に壁 自治体が規制改革を要望(共同通信)

    政府の経済財政諮問会議の調査によるもの。

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    テラブレーションって何?

    [交差点]世界の民話を集め、「テラブレーション」−−郡山 (毎日新聞)

    記事によると、「テラブレーションは米国で始まった語りを楽しむ運動で、英語のtelling(語り)とcelebration(祝典)を合わせた造語」ということなのですが、結局、「おはなし祭り」ってことなんでしょうか? 記事を読んでもイマイチよくわからない……

    googleで検索してみたものの、ますますよくわからなくなりました。

    関係ないですが、この郡山市立中央図書館、いろいろとお世話になった図書館です。特に、ここの郷土資料の充実は特筆もの。他の市町村のことまで記事スクラップを作る熱心さはなかなかです。

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    公共図書館、地図に記号化

    公共図書館が国土地理院の地図に記号化されるとか。

    博物館、図書館の記号新設(共同通信)

    そういえば、記号がなかったんですねぇ。昭文社とかの都市地図では普通に記号化されているので、気がつきませんでしたが。

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