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本を捨てた学校図書館

久々に学校図書館関連情報。

国会図書館のカレントアウェアネス・ポータルに、ボストンの有名進学校の図書館が蔵書を捨て、電子書籍やPC中心の図書館に生まれ変わった、というニュースを見つけました。

ボストンの学校図書館、書籍を排除し電子書籍用端末を設置へ
(カレントアウェアネス・ポータル、2009年9月9日)

米国ボストン市にある学校が、旧来型の図書館を不要と判断して、2万冊の書籍を排除する代わりに電子書籍用端末などを設置した「学習センター」に改装するとの決定を行っています。

電子書籍ブームの影響? ボストンの有名進学校が図書室を完全廃棄、総合学習センターに改装(hon.jp 2009/9/8付けの記事)

Welcome to the library. Say goodbye to the books.(Boston Globe 2009/9/4付けの記事)

学校司書ですが、ワタクシ、驚きはしても、怒り狂ったりはしません。
「そういう学校が登場したか」くらいの感慨しかなかったりします(汗)

この記事の学校は、現状では確かにやり過ぎだろうと思うし、そう感じるのが一般的でしょう。紙のメディアには紙のメディアの良さがありますし。

でも、いまの図書館、特に日本の学校図書館は電子メディアに対してあまりに不勉強という反省もあります。

ようやく、新聞記事データベースなどは公共図書館で使えるようになってきましたが(ようやく!)、学校ではまだまだ。生徒が日常的に使う辞書は電子辞書、という時代なのに、電子辞書が館内にある学校図書館の話は、少なくとも県内では聞いたことがない。「ハイパーメディア」が流行った頃のCD-ROMが何種類かある、という程度では? (そういえば、「青空文庫」のDVDが高校図書館に配布されましたが、あれってちゃんと書棚なりなんなりに並んでいる学校図書館ってどれくらいあるんでしょう?)

それどころか、情報教育・図書館利用指導のなかで「ネットよりも本の方が使えるメディアだと思わせる」みたいなことを平気で言う人がいたりしてますが、そんな二元論で勝ち負け決めるようなことをつぶやいていてはダメ、ですよね……。

「どちらが使える」ではなく、特性を理解して必要なときに必要なメディアを選ぶ、ということを意識できる学校司書でありたいところですが、研鑽を積むのは難しいなぁ。

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