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戦跡を見てきたALTの話から考える

職場のALT(Assistant Language Teacher、外人英語講師)と話をしました。彼はこの夏、カンボジアとベトナムに行ったとか。どちらも戦争関連の博物館に行き、とてもショックを受けた、という話を聞きました。

 

カンボジアではトゥール・スレン虐殺博物館(リンクはwikipediaの「S21」)に行ったとか。

よく知らなかったのですが、wikipediaには以下のようなことが書かれていました。

S21は、クメール・ルージュ(カンボジア共産党)支配下のカンボジア民主カンボジア)において設けられていた政治犯収容所の暗号名である。

稼働中は存在そのものが秘密であったため公式名称は無い。現在は地名を取ってトゥール・スレンと呼ばれており、国立のトゥール・スレン虐殺博物館となっている。

2年9ヶ月の間に14,000~20,000人が収容されたと言われ、そのうち生還できたのは8人(現在身元が分かっているのは7名)のみであった(これまでは7人とされていたが、2007年、別の刑務所に移送されたため生き残った女性一名が名乗り出た)。 (Wikipedia日本語版「S21(トゥール・スレン)、2009.9.3)

ここは元々学校だった建物だったそうで、子どもを育てるための場所でこのようなことが行われたことが許せない、人間がここまで残虐になれることに驚いた、と彼は話していました。また、この博物館のガイドのことだと思うのですが、元囚人と元看守が、普通に会話をしている様子を見て、当時がよほど以上だったにせよ、いま、そのわだかまりがないのがとても不思議だった、とも話していました。

また、ベトナムで彼が訪れたのは、「ベトナム戦争証跡博物館」というところのようです。

枯れ葉作戦と、その結果産まれた奇形児のホルマリン漬け、ソンミ大虐殺の写真、丁寧に説明してくれました。

ヒロシマの原爆資料館もそうですが、平和な(少なくとも戦闘状況にない場所にいる、という意味で)場所にいる者にとって、戦争によって人が人の尊厳を奪った痕跡は心に強烈なインパクトを残していきます。あってはならないこと、と強く感じます。

今回、スコットランド人のALTと話をしながら、そうした感覚を国や人種を越えて彼と共有できたことに、少し勇気づけられました。当たり前なのかもしれないけれど、こうした価値観は共有できるんだなぁ、と。

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